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アルツハイマー病を症状別に解説

 

どうしてアルツハイマー病になるのでしょうか

 

様々な説がありますが、厳密にはまだ原因は証明されていません。(家族性アルツハイマー病は遺伝子異常とアミロイドβの関連性が証明されています。)

 

そんな中でもアルツハイマー病の原因として一番可能性が高いと考えられてるのが

 

 

「脳の委縮」です。

 

 

アルツハイマー病の原因は脳が縮むことです。

 

 

なぜ脳が縮んでしまうのか?

 

薬を飲む老人

一番の有力説が「加齢」です。

 

年をとると自然と脳内の組織に「アミロイドβ」というたんぱく質が蓄積され、脳神経がじわじわ死滅していきます。

 

すると必然的に脳の表面の神経細胞の層(大脳皮質)が収縮してしまいます。


大脳皮質とは
人間の運動機能、知識機能、感情、学習機能などを司る場所を覆っている膜。

 

アルツハイマー病の原因

アルツハイマー病は治るの?

アルツハイマー病は伝染る病気か?

アルツハイマー病になりやすい人の特徴

 

アルツハイマー病の症状には大きく分けて2つあります

 

アルツハイマー病の代表的な2つの症状
  1. 中核症状→病気の本質的症状。
  2. 周辺症状→個人差がある。性格や環境、人間関係が関連して発症するもの。

 

1.中核症状とは

 

記憶障害の症状
  • 時間がわからない
  • 場所が分からない
  • 自分と他人の認識ができなくなる。

 

 

判断力低下の症状
  • 物事の筋みちをたてて考えられない。
  • 同時に2つ以上の行動ができなくなる。

 

 

失行の症状
  • 日常的な簡単な動作や作業ができなくなる。

 

 

失認の症状
  • 物体を何が認識できなくなる。分からなくなる。

 

 

言語障害の症状
  • 言葉が出ず、うまく話せない。
  • 相手の言うことが理解できない。分からない。

 

 

2.周辺症状とは

 

幻視の症状
  • 現実に存在していないものが見えること。

 

 

妄想の症状
  • 現実的でないことを想像して思い込んでしまう。

 

 

徘徊の症状
  • あてもなく、うろうろと歩きまわる。始めは目的があって歩くことが多い。
  • 日常的習慣や、昔のことなどが関連することがある。

 

 

暴力の症状
  • 今まで出来ていたことができなくなった事に対する不満、不安。特に主な介助者に対するものが多い。他の人にはないことが多い。
  • 周りに対する警戒心からのもの。

 

 

うつ、睡眠障害の症状
  • 気分の落ち込み。
  • 夜寝むれず、昼間うとうとする。
  • 理由がない食欲不振。

 

 

不衛生行為の症状
  • 自分でトイレにいけなくなる。
  • 排泄、入浴介助が必要なのにイヤがる。
  • がらくたを家の中にため込む。
  • 腐ったものを分からず食べてしまう。

 

 

興奮の症状
  • 興奮状態の為夜、眠れない。落ちつかない。
  • 興奮状態で少しの音や対応に過敏反応して大声が出る。叫ぶ。
  • 気分が高揚するため、積極的に行動する反面急に疲れが出る。無理してしまう。

 

アルツハイマー病の症状と解決策

 

アルツハイマー病進行の特徴と進行レベル

 

  • 進行の段階は大きく分けて4段階です。
  • 遺伝的要素で早く発症して進行が早い。
  • 基本的に進行の速さには個人差があります。

 

 

1.軽度認知症状(MCI)

 

症状
  • 物忘れ(年齢的なもので判断つきにくい事が多い)
  • 頭痛
  • めまい
  • 不眠

 

 

特徴
  • この時期で発見することで、かなり症状の改善がある
  • 長谷川式簡易知能スケールを利用して早期発見が可能
  • 年齢的な物忘れなどと類似している為判断しにくい

 

 

アルツハイマー病と加齢による物忘れとの大きな違いは、物忘れや記憶力の低下に対し「自覚」があるかないかです。

 

 

2.初期認知症状

 

症状

初期認知症状

  • 見当識障害
  • 健忘障害
  • 徘徊
  • 判断力低下

 

 

特徴
  • 症状的に2,3年続く
  • この時期で認知症と判断されることが多い。
  • 年齢的なもの忘れ以外の症状が現れる。

 

だれの目から見ても正常な状態と違うと判断ができる。

 

 

3.中期認知症状

 

症状
  • 失言
  • 失認
  • 失行
  • その他の症状この時期から多数あり。(暴力、暴言、不衛生行為など)

 

 

特徴
  • 介護の最大の山場 4年から8年続く
  • 一人でできない事が多くなる。
  • 肉体的には元気な状態。物事の認識が出来なくなり、介護の際第三者の手助けが必要な時期
  • その人の性格的変化が現れることが多い時期
  • 比較的症状が安定していることが多い→改善している訳でなく緩やかに進行(この時期の症状の期間が長い)

 

 

4.後期認知症状

 

介護

症状
  • コミュニケーションの喪失
  • 歩行不能
  • 失禁
  • 筋力の低下
  • 体重減少→身体能力の低下による怪我多発
  • 歩行不能による打撲、骨折
  • 同じ姿勢が多くなる事による褥瘡(床ずれ)
  • 嚥下機能低下
  • 免疫力の低下→誤嚥性肺炎の要因となる(死亡の原因の多く)

 

 

特徴
  • 2から3年位、末期的な状態の場合は6カ月位
  • 全てにおいて介護が必要な状態
  • 著しい肉体の衰えが目立つ時期
  • 末期的には寝たきりの状態につながる。

 

アルツハイマー病の進行段階

 

アルツハイマー病の初期に見られる3つの特徴的な症状。

 

3つの特徴的な症状
  1. 「財布(お金)を盗まれた」と言う。
  2. 何度も同じことを繰り返す。さっきいったことを忘れている。
  3. まだご飯たべていない。早く用意してと言う。

 

 

1.「財布(お金)を盗まれた」と言って大騒ぎになる。

 

  • 「自分が知らない間に財布やお金がなくなった」と頻繁に家族に対して言う。
  • 自分以外の言うことは信じてもらえず、「自分のお金を回りの人が取った」と言う。
  • 「自分以外は全て自分をだまそうとしている」と言う。
  • 「周りがすべてお金をどこかに隠してしまって自由に使えない」と言う。
  • 「お金を盗まれた」と勝手に警察に通報してしまう。

 

アルツハイマー病の初期症状で特に家族の方が困られるケースの1つです

 

 

2.何度も同じことを繰り返す。さっきいったことを忘れている。

 

  • 同じ話題を繰り返す。
  • さっきいったことを尋ねても「え、そうだった」といって覚えていなことが多い。
  • 同じ話題が繰り返しになっていることに気がついていない。

 

 

3.「まだご飯たべてない。早く用意して」と言う

 

「まだご飯たべてない。早く用意して」と言う

  • さっきご飯をたべてもすぐに「おなかすいた」という。
  • さっきご飯をたべた説明をしても「食べてない」と言う。
  • 出前を勝手に頼んでしまう。

    注文もたくさん頼むこともある。


アルツハイマー病の初期に見られる3つの症状

 

アルツハイマー病の後期に見られる7つの特徴的な症状。

 

7つの特徴的な症状
  1. 尿、排便失禁。
  2. 嚥下機能低→誤嚥性肺炎。
  3. 発語の減少。
  4. 歩行機能低下。→寝たきり。→床ずれ(褥瘡)
  5. 入浴することを嫌う。入浴できない。
  6. 食事を一人で取れない。
  7. 服などを一人で着ることができない。

 

日常的な基本的な事が、一人でできなくなることが多くなってきます。

 

 

1.尿、排便失禁について

 

具体例
  • 尿意があるけれどもトイレまで間に合わず漏れる。
  • 尿意もあまりはっきりしない。
  • 尿、便自体が分からない。

 

 

2.嚥下機能低下(飲み込めない)

 

具体例
  • 食事中にむせることが多くなる。
  • 噛む力が低下するためご飯より麺類を、噛まなくてよいものを好むようになる。

 

 

3.発語は少なくなり意欲がなくなる

 

具体例
  • 発語量が減少し会話が途切れることが多くなる。

 

 

4.歩行機能低下

 

具体例
  • 歩行はゆっくりになり、小刻みの歩行になる。
  • 小さな段差の登り降りも介助を要するようになる。

 

 

5.入浴することを嫌う、入浴できない

 

具体例
  • 体がうまく洗えなくなる。
  • 入浴したがらない。入浴を嫌がる。

 

 

6.一人で食事が取れない

 

具体例
  • 食事を拒否するようになる。

 

7.服などを一人で着ることができない

 

具体例
  • ボタンを掛けられない。
  • 靴を左右間違えずに履けない。

 

アルツハイマー病の後期に見られる7つの症状

 

現状、アルツハイマー病を完治できる治療法はありません。

 

現状としてアルツハイマー病は完治できず、症状の進行を遅らせることが治療となります。

 

 

症状を遅らせる4つの方法
  1. 脳を使いながら運動をして脳の働きを活性化する。
  2. 脳の機能を活発に使うようにする。
  3. 食生活を見直す。バランスの取れた食事にする。
  4. 薬を服薬する(医師に相談する)

 

 

1.脳を使いながら運動をして脳の働きを活性化する。

 

  • 簡単なテストをして早めに気をつけて防止プログラムを利用。
  • 体を動かしながら脳を鍛えるエクササイズ(コグニサイズ)を行う。(国立長寿医療研究センターより)

 

 

2.脳の機能を活発に使うようにする。

 

音楽療法
  • 童謡、流行歌(年齢にあわせた)を唄う。
  • 簡単な楽器の演奏(打楽器などの簡単なもの)。

 

 

絵画、着色(塗りえ)
  • 個人のレベルに合わせて大人の塗りえ等を利用して手軽に行う。

 

 

園芸
  • 季節の植物を植える。花の手入れをする。

 

 

音楽鑑賞

 

 

回想療法
  • 自分が子供の頃の話をする。「昔の遊び」という様にテーマを決めて話を展開していくと良い。
  • 昔よくあったもので、今使わないものなどの対比での会話も良い。

 

 

適度な運動・特に有酸素運動(30分から60分位)

ウォーキングしている老人

  • 無理のない程度の体操
  • ウォーキング
  • 水泳(水中歩行) 

 

3.食生活を見直す。バランスの取れた食事にする。

 

生活習慣病に気を付ける。(生活習慣病の有る人は発症しやすい)

 

 

糖化を防ぐと生活習慣病になりにくい
  • ハーブのカモミールは抗糖化の効果が高いため、カモミールティーを飲むと良い。

 

 

脂物をひかえる。
抗酸化作用(ビタミンC,E)を多く含む野菜、果物を食べる。

 

 

4.薬を服薬する(医師に相談する)

 

  • 現在アルツハイマー病の症状を抑えると考えられる薬(効果は個人差があります)はあります。
  • 服薬時副作用がある場合でも、勝手にやめずに必ず医師に相談する。

 

 

アリセプト

 

一般名:ドネべジル塩酸塩  初期に使用

 

 

イクセロンパッチ、リバスパッチ

 

一般名:リバスリグミン  体に張り付けるもの

 

 

薬

メマリー

 

一般名:メマチン  中、後時期に使用

 

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